公務員のボーナスは、正式には期末手当と勤勉手当といいます。 年2回、6月と12月に支給されます。

この記事では、2026年冬(12月期)の支給月数を人事院勧告の公表資料で確認したうえで、 自治体ごとに実際いくら支給されているのかを総務省の公表実額で見ます。

2026年冬のボーナスの支給日と支給月数

国家公務員の冬のボーナスは12月10日に支給されます(基準日は12月1日)。 地方公務員の支給日は各自治体の条例で決まりますが、多くは国と同じ日です。

支給月数は、毎年8月の人事院勧告で決まります。 2026年8月の勧告は次のとおりです。

期末手当 勤勉手当 合計
6月期(支給済み) 1.2625月 1.0625月 2.325月
12月期(勧告) 1.2875月 1.0875月 2.375月
年間 4.70月(前年4.65月)

年間0.05月分の引き上げで、引き上げ分はすべて12月期に乗ります。 引き上げは5年連続です。人事院が調べた民間企業の支給割合は4.72月で、 これに合わせた改定です。

ただし勧告はそのまま支給額になるわけではありません。 国家公務員は給与法の改正、地方公務員は各自治体の条例改正を経て確定します。 地方公務員の月数は、自治体ごとの人事委員会の勧告で国と違うことがあります。

「月数」は何に掛けるのか

「4.70月分」は、月給の総額の4.70倍という意味ではありません。 掛ける対象は給料月額に地域手当などを加えた額で、 時間外勤務手当・住居手当・通勤手当は入りません。

さらに勤勉手当は勤務成績で支給率が変わるため、 同じ給料でも人によって額が違います。

このため「月給 × 4.70」で計算すると実際より多めに出ます。 当サイトでも以前この方式で年収を推計していましたが、 自治体ごとの実額に切り替えています(出典と算出方法)。

自治体別の実額:1人当たり年額

総務省「地方公共団体別給与等の比較」には、 団体ごとに1人当たりの期末・勤勉手当の年額が載っています。 推計ではなく、公表されている実額です。

区分 団体数 平均 中央値 最高 最低
都道府県 47 1,760,674円 1,763,900円 2,035,900円 1,598,100円
政令指定都市 20 1,780,865円 1,766,350円 1,920,100円 1,654,500円
市区町村 1,721 1,570,348円 1,566,800円 1,981,200円 1,108,800円

12月期の月数は年間のおよそ半分(2.375月 ÷ 4.70月)なので、 冬のボーナスはこの年額の半分強と見ておけば大きく外れません。

市区町村の中での開きは872,400円あります。 支給月数はどの自治体もほぼ同じなので、この差は主に 掛ける側の額(給料月額と地域手当)と、職員の年齢構成から生まれています。 地域手当がどれだけ効いているかは 公務員の年収差はほぼ地域手当で決まるで見ています。

市区町村の上位20団体

順位 自治体 期末・勤勉手当の年額
1 国分寺市役所 1,981,200円
2 門真市役所 1,955,100円
3 奥多摩町役場 1,952,500円
4 国立市役所 1,946,500円
5 武蔵野市役所 1,938,700円
6 西宮市役所 1,922,000円
7 瑞穂町役場 1,921,900円
8 小平市役所 1,913,900円
9 町田市役所 1,909,900円
10 狛江市役所 1,901,300円
11 調布市役所 1,898,100円
12 名張市役所 1,895,000円
13 福生市役所 1,892,200円
14 墨田区役所 1,889,700円
15 日野市役所 1,887,200円
16 三鷹市役所 1,884,900円
17 宇治市役所 1,884,200円
18 昭島市役所 1,881,000円
19 練馬区役所 1,880,600円
20 小金井市役所 1,878,400円

都道府県の全順位

順位 都道府県 期末・勤勉手当の年額
1 東京都庁 2,035,900円
2 愛知県庁 1,891,800円
3 大阪府庁 1,874,800円
4 静岡県庁 1,858,600円
5 千葉県庁 1,835,200円
6 神奈川県庁 1,824,100円
7 滋賀県庁 1,820,600円
8 京都府庁 1,818,300円
9 埼玉県庁 1,817,200円
10 茨城県庁 1,816,600円
11 宮城県庁 1,809,100円
12 新潟県庁 1,804,500円
13 福島県庁 1,798,900円
14 兵庫県庁 1,796,400円
15 広島県庁 1,791,900円
16 熊本県庁 1,789,500円
17 北海道庁 1,789,100円
18 栃木県庁 1,785,600円
19 福岡県庁 1,782,400円
20 秋田県庁 1,779,100円
21 三重県庁 1,775,400円
22 群馬県庁 1,771,300円
23 徳島県庁 1,770,400円
24 和歌山県庁 1,763,900円
25 岡山県庁 1,753,600円
26 香川県庁 1,752,300円
27 福井県庁 1,750,500円
28 山形県庁 1,748,300円
29 山梨県庁 1,747,200円
30 岐阜県庁 1,743,500円
31 岩手県庁 1,736,700円
32 石川県庁 1,734,400円
33 長野県庁 1,732,400円
34 佐賀県庁 1,729,600円
35 愛媛県庁 1,724,800円
36 山口県庁 1,707,400円
37 長崎県庁 1,706,700円
38 大分県庁 1,705,500円
39 鹿児島県庁 1,698,800円
40 富山県庁 1,696,300円
41 青森県庁 1,687,800円
42 沖縄県庁 1,665,400円
43 宮崎県庁 1,650,900円
44 奈良県庁 1,640,300円
45 島根県庁 1,620,300円
45 高知県庁 1,620,300円
47 鳥取県庁 1,598,100円

政令指定都市の全順位

順位 市 期末・勤勉手当の年額
1 横浜市役所 1,920,100円
2 川崎市役所 1,904,600円
3 名古屋市役所 1,860,600円
4 さいたま市役所 1,835,400円
5 大阪市役所 1,828,000円
6 千葉市役所 1,826,000円
7 京都市役所 1,823,200円
8 神戸市役所 1,811,200円
9 相模原市役所 1,783,300円
10 岡山市役所 1,766,700円
11 広島市役所 1,766,000円
12 浜松市役所 1,759,500円
13 新潟市役所 1,755,600円
14 堺市役所 1,751,400円
15 北九州市役所 1,736,100円
16 福岡市役所 1,728,600円
17 仙台市役所 1,719,500円
18 静岡市役所 1,715,800円
19 熊本市役所 1,671,200円
20 札幌市役所 1,654,500円

ボーナスを含めた年収で比べる

当サイトの公務員の年収は、 平均給与月額 × 12 + 上の期末・勤勉手当の年額で出しています。 ボーナスを含めた年収で並べると、都道府県の平均は673万円、 市区町村の平均は616万円です。

ボーナスの使い道を考えるときは、 ふるさと納税の上限額も年収から計算できます。

数字を読むときの注意

  • 年額は実額です。 総務省「地方公共団体別給与等の比較」の期末・勤勉手当の支給状況に 公表されている、支給職員1人当たりの支給額(期末+勤勉)です
  • 全職種の平均です。 一般行政職だけの数字ではありません。 職種の構成が違う団体どうしを比べるときは、その分を割り引いてください
  • 調査年度の支給実績であり、2026年度の額ではありません。 2026年12月期の引き上げ(0.05月分)は含まれていません
  • 職員の平均です。年齢・役職・勤務成績で、個人の額は大きく違います
  • 2026年の支給月数は人事院勧告の段階の数字です。 法改正・条例改正で確定するまでは変わる可能性があります
  • 詳細は出典と算出方法および免責事項をご覧ください

出典:人事院「令和8年 本年の給与勧告のポイントと給与勧告の仕組み」(2026年8月)、 総務省「地方公共団体別給与等の比較」

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