国家公務員の号俸から年収を計算する(扶養手当・管理職手当・残業代・昇給の見通しつき)
国家公務員の行政職俸給表(一)の級・号俸と、扶養家族、地域手当の割合、月の残業時間から、月給・扶養手当・残業代・ボーナス・年収の目安を計算します。
毎年4号俸ずつ昇給した場合に、5年先までの年収がどうなるかも出します。
計算の前提
この計算方法で、人事院の「国家公務員モデル給与例」(令和7年勧告)の係長・課長・本府省の室長・課長など7件の年間給与を、
±500円以内(モデル例は千円単位)で再現できることを確かめています(本府省業務調整手当はモデル例の額を足して比べました)。
- 月給 = 俸給 + 管理職手当(俸給の特別調整額)+ 扶養手当 + 地域手当((俸給+管理職手当+扶養手当)× 割合、円未満切り捨て)+ 残業代。
住居手当・通勤手当・本府省業務調整手当(本府省の職員に出る手当)などは入れていません。
- 管理職手当(俸給の特別調整額)は人事院規則9-17 別表第二の行政職俸給表(一)の額(現行の額)です。
区分(一種〜五種)は官職ごとに決まっています。管理職には残業代は出ません。
- 扶養手当(給与法 第11条):子1人13,000円、15歳になった後の4月から22歳の年度末までの子はさらに5,000円、
父母・祖父母など1人6,500円(8級は3,500円、9級以上は支給なし)。配偶者の手当は2026年4月に廃止されました。
2025年度は配偶者3,000円(8級以上は支給なし)・子11,500円、2024年度までは配偶者6,500円(8級は3,500円、9級以上は支給なし)・子10,000円です。
選んだ俸給表の年の額で計算します。
- 残業代 = 1時間あたりの給与額 ×(月60時間までは1.25倍、60時間を超える分は1.5倍)× 残業時間。
1時間あたりの給与額は「(俸給+地域手当)× 12 ÷(38.75時間 × 52週)」です。
- ボーナス = 期末手当 + 勤勉手当(給与法 第19条の4・第19条の7)。
- 期末手当の基礎 = 俸給 + 扶養手当 + それらに対する地域手当 + 加算。勤勉手当の基礎 = 俸給 + 俸給に対する地域手当 + 加算。
扶養手当は期末手当の基礎にだけ入ります。管理職手当はどちらの基礎にも入りません。
- 役職段階別加算(3級以上):(俸給+俸給に対する地域手当)× 3級5%・4〜5級10%・6〜7級15%・8級以上20%(人事院規則9-40 別表第一)。
- 管理職加算:一種の管理職は俸給の25%、二種は15%(規則9-40 第4条の4)。三種は対象の官職が限られるので入れていません。
- 月数:一般の職員は期末と勤勉に分けた年間の月数。7級以上で一種・二種の管理職(特定管理職員)は、期末が0.40月少なく勤勉が0.40月多くなります(合計は同じ)。
- 勤勉手当は、人事評価が標準(良好)の人の割合で計算しています(法律の月数より年0.08月低い。人事院規則9-40 第13条)。
評価が「優良」以上なら、これより多くなります。
- 地方公務員の給料表は自治体ごとに違います。多くは国の表に準じていますが、額は同じではありません。
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